漁書日誌 3.0

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胃カメラ古書

前日夜9時から絶食。それというのも市の健診で胃カメラをやることになっていたのである。9時に予約していた病院へ行き、胃のなかであぶくが出ないようにする液体を飲み、その後かなりドロっとした(麻酔?)をコップ半分飲み、残り半分は指示通り2分間口に留めておいてから飲む。台に横になってマウスピースを咥え、これからかなと思った次の瞬間、気がつくと別のベッドに寝てい、全てが終わっていた。眠くなってきたというのもない、一瞬でスイッチオフみたいに寝てしまったようだ。結果説明のあと、ようやく病院から解放。茶店に行って一服し、それから昼食。そして神保町に向かう。

和洋会の初日。ザーッとみていくが、なんと買うものが一冊もない。そのまま今度は神保町駅に向かい、一路五反田へ。

五反田遊古会、初日。こちらでも目録注文品はない。まずはガレージ。特にないかなあという感じだったが、これは買っておくかというので3冊ほど。ヘッセの文庫は背が水色の新潮文庫しか知らなかったが角川文庫でも出ていたんだなと。新潮文庫の復刊シリーズに入っていたような気もするが勘違いかも。

LOUIS VUITTON CITY GUIDE TOKYO」函200円

ユリイカ」特集澁澤龍彦(1975.9)200円

ヘッセ「世界文学をどう読むか」(角川文庫)カバ200円

「お軽と勘平」(帝国劇場)パンフレット500円

ヴィトンのは中をパラパラしたら三島由紀夫が云々という記事が出てきたので買ってみたというもの。エノケンとコーチャンのお軽と勘平は昭和26年12月のもの。ただしこれは2階の会場で買ったもの。2階の会場では、ザーッと回って以下のものを購入。

吉田健一吉田茂・大磯対談」(文藝春秋新社)昭和31年12月20日初版カバ300円

原田禹雄「白き西風の花」(湯川書房)昭和49年8月25日カバ毛筆署名500円

「K K通信」(1953.12)200円

「白き西風の花」は叢書・火の雉子の一冊。あれこれは函欠かなと思っていたのだがどうもこの叢書は途中からカバー装になったようだ。解題は塚本邦雄で限定300部。表紙に折れ跡があるがこの値段なら買っておくかと。

なるべくお金を使わないようにとそのまま帰宅。帰宅してみるとネットで入手した本が届いていた。

有吉佐和子「非色」(中央公論社)昭和39年8月8日初版カバ帯美1000円

これは前々から状態の良いものを欲しかった本で、装幀資料として。この本、小口三方が黒染なのである。見返しも扉も黒。黒と白ツートンカラーの装幀。