漁書日誌 3.0

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寒暖差と芝居

急にコートが必要になったり、かと思うと昼間は薄いジャケットでも暑かったり。調節がなあという季節。先月末から三島由紀夫関係の舞台が立て続けでチケット代が懐を直撃している。

それはそうと、週末は和洋会に五反田遊古会と古書展があったのだが、前回の扶桑目録での買い物もありかなりケチケチとしたモードで古書展に赴いた。といっても、金曜日は古書展自体に立ち寄れず、結局土曜日一つのみということで、五反田に行く。

やはり黒っぽいものが多くて、漁りがいがあるのが五反田。1階ガレージで1冊、2階会場で2冊。たまたま全部200円であった。

宮崎湖処子「帰省」(民友社)明治23年8月6日3版200円

岡本綺堂訳「世界怪談名作集」(改造社:世界大衆文学全集)カバ欠200円

小川菊松「日本出版界のあゆみ」(誠文堂新光社)昭和37年6月1日初カバ200円

「帰省」は持っているのは確か奥付欠と奥付はあるけど裏表紙欠というもので今回のも安いけどこれは背欠。小川菊松のだが、「出版興亡…」は既にあるけれどもこれは週刊誌ブームについての記述があるため。今回は、トロワの棚が面白かった。

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花組芝居公演「鹿鳴館」(加納幸和演出)@あうるすぽっと

22日の夜に仕事の後駆けつけて観劇。一瞬もダレさせないテンポ良い演出さばきでユーモラスにディフォルメして、今までの「鹿鳴館」を花組スタイルで塗り替えようとする感じ。一方でこれは役者の力量がモロに問われる芝居だなあとも。

CroixProject公演「班女・熊野」(鶴見直斗演出)@アポックシアター

25日夜に観劇。戯曲の台詞が始まる前に、面をつけた舞があり、二胡の演奏があって始まり、「熊野」「班女」と続いた後に、天井から吊るした布でクルクルするパフォーマンスが続くというもの。