漁書日誌 3.0

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神田古本まつり2日目

2日目の土曜日、快晴。10時スタートだが、10時半過ぎに靖国通りに到着。ざっといくつかのワゴンを見てから、すずらん通りのブックフェスティバルを見て回る。新刊書店が在庫を割引価格で放出するのである。

3年ぶりということもあってかかなり混雑。往時そのままのような感じであった。狙いは学術系の本。定価が高く、古書やらマケプレでもあまり安くなていないものをどれだけ安く買えるのか、というのが目的であった。この後に予定があったので、複数冊買ったら宅配で自宅へ送ろうと思っていた。

まずは前にも買った工作舎の紙型。活版印刷で使う紙型である。図版が入っているのありませんかと聞くと、在庫全部見せてくれたので、図版と写真の図版とどちらにしようか迷って結局前者を購入。今思えば写真製版の見本として後者を買えばよかったなとも。狙っていた本屋のワゴンを見たが、そういうところは2割引で、2割引程度なら急ぎではない本は古書やマケプレでもいいやとスルー。おそらくは、最終日の閉場間際になるともっと割引率高くなるか値引き交渉で安くなるだろうが、明日は行けないので仕方がない。一つだけ印象に残ったブースは、国書刊行会。大きい、重い本などが半額でここは余裕があったらあれこれと買っていただろうなあと。

で、結局購入したものは以下。

紙型「本朝幻想文学縁起」(工作舎)1000円

松井祐美他編「前衛美術と「古典」古典主義再考Ⅱ」(中央公論美術出版)1900円

「古典主義再考」は1も2も定価半額。1も欲しかった。

紙型は薄いからいいとして、1冊だけ買った本を宅配便するのはどう見てもコスパが悪い。仕方ないとこのまま持っていくことにした。

というのは、土曜日昼過ぎの高速バスで山中湖へ行かなくてはならなかったからである。

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10月30日の日曜日は、ホテルマウント富士にて三島由紀夫文学館レイクサロン。今年のゲストは平野啓一郎氏。