城南古書展二日目。注文品は無し。かなり暖かい。そして花粉が猛烈に酷い。閉場90分前くらいに行き、ザッと一回り。
季刊「思潮」3号300円
「稲垣足穂全集16」(ユリイカ)凾315円
宮本常一「忘れられた日本人」(岩波文庫)200円
田中克彦「ノモンハン戦争」(岩波新書)300円
三浦つとむ「日本語はどういう言語か」(講談社学術文庫)200円
上から二点が会場で買ったもの。「思潮」はこれで揃った。そしてなによりタルホは嬉しい。雑本の間に紛れて売れなかったものと思われる。このツートンカラーの装幀が似合っていてよい。下三点はモールにて購入。それから扶桑へ。
夏目漱石「彼岸過迄」(春陽堂)大正元年9月18日再版凾欠印4500円
広津柳浪「横恋慕(前編)」(今古堂書店)明治39年10月5日3版カバ欠痛
広津柳浪「横恋慕(後編)」(今古堂書店)明治39年7月1日初カバ欠痛少壊二冊揃3800円
二点購入。漱石の方は裸本だが痛みも少なくこの価格は嬉しいところ。五葉によるオリエンタルな木版装幀。それから「横恋慕」は後編がちょっと壊れているけれども、まあ口絵もちゃんとついているし、あとは修理か。綺麗な本では全く手が出ないしこれくらいならばと。柳浪の長篇は当時の単行本以外では読めないし、読めればよいくらいの気持ちでいる。
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先週それから今週と、六本木ヒルズでの会田誠天才でごめんなさい展、宇野亜喜良展、それからbunkamuraギャラリーでのアリス幻想綺譚展、世田谷文学館での帰ってきた寺山修司展と行ってきた。
寺山の方は、まあ同人誌と手紙が中心。前の図録は買う前に品切れになりプレミアがついてしまったので今回はしっかり購入。ついでに行けなかった朔太郎展の図録も。どれも内容が読めるような写真が盛りだくさんでよい図録であった寺山展。
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