17時44分、五反田駅ホームに降り立つ。ダッシュと歩きを交互に繰り返し、汗だくで会場へ。
五反田遊古会古書展、初日。
注文品は、ない。まずは外をダーッと見る。外の、一番道路側のところに、ちくま学芸、岩波現代などの定価高めの文庫がぞろりとある。おお、安くなってるのかなと見てみると、皆、800円とか600円とか。というか、屋根の外の部分だから雨に濡れているし、こんな外に出ていてこういう価格ってどうなの。もう数年前から同じものが並んでいる、売れていない。そうだろうなあと思う。
まあ会場に着いたのが17時50分だったため、ギャーッと急いでまわる。買ったのは雑誌「映画評論」の昭和47年2月号と5月号。各200円。その他文庫、猪尾健治「やくざと日本人」(ちくま文庫)315円、出久根達郎「読売新聞で読む明治」(中公文庫)420円。読売新聞、最近はCDロム化されて図書館などでは明治期もキーワード検索出来てその場でプリントアウト出来るし、こういう奴で「東京日日新聞」版とか「萬朝報」版とか欲しいなあ、と。そんなこんなで残りは五分。急いで階上へ。
今日はなんだか黒っぽい棚が散見されたので、じっくり見ればよい拾いものがあったかもしれないのだが、なにせ五分しかない。
中村真一郎「この百年の小説」(新潮選書)200円
橋本一夫「幻の東京オリンピック」(NHKブックス)500円
西沢爽「雑学明治珍聞録」(文春文庫)200円
シュマッカー「進化の意義」(大日本文明協会)大正7年6月15日発行裸500円
まあ買うほどのものもないなあと思うものしかなかった。大日本文明協会本は、ちょっと社会進化論に興味があったため。
ちなみにこちらは、昨日地元の古書店を覗いて買ってきたもの。
吉武輝子「女人 吉屋信子」(文春文庫)200円
三島由紀夫「黒蜥蜴」(学研M文庫)420円
佐藤卓己「メディア社会」(岩波新書)250円
蘆原英了「私の半自叙伝」(新宿書房)カバ帯200円
蘆原英了のは、中にチラッと線引きがあるためこの価格。なんだか最近買いすぎだなあという気がする、やはり金欠統制令のハンドウか。
さて、本日古書展の帰りに新刊書店に立ち寄って購入した本。前者は「わが友ヒットラー」や「文化防衛論」などの担当編集者によるもので、今夢中で読んでいるところ。
- 作者: 吉村千穎
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- 発売日: 2009/05/25
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