漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

浅草松屋や新刊本

昨日、淺草松屋の古本市に行ってきたのだが、なにしろお金がなくて困った。ザーッと見ていくと、取り立ててよいものというのはないのだが、文庫本なんかで拾っておきたいようなものを散見したのだが、どうにも動けない。注文品を引き取ったら、あともう500円も残っていないという体たらく。

谷崎潤一郎「潤一郎ラビリンスV 少年の王国」(中公文庫)カバ帯300円
蝎座プロデュース・アンダーグラウンド演劇公演パンフ「一時間の恋」1575円
後者が注文品。例の縦長のパンフで、昭和44年10月1〜31日@蝎座。ヨゼフ・トポル作、村井志摩子演出。そして衣裳は若き日の川久保玲。レイ・カワクボが衣裳を担当しているというのが今となっては目を惹くところであろう。蝎座でもうひとつ衣裳を担当したものがあるが、蝎座のほかにもあるのかしらん。パンフにはその衣裳を着用した俳優の写真掲載。というか、出演者の一人である北村総一郎が若い。
で、写真の右の方に写っているのが、先日ネット古書店にお勉強用に注文した本。
小田部胤久「芸術の逆説」(東京大学出版会)2500円
BB氏に教えて貰った本だが、これは個人的にかなり興味を持って、というか是非読みたい本である。
で、なにがしかのお金が入ったので、早速駅前の新刊書店で買ってしまった文庫と新書。

芸者論―花柳界の記憶 (文春文庫)

芸者論―花柳界の記憶 (文春文庫)

私小説のすすめ (平凡社新書)

私小説のすすめ (平凡社新書)