漁書日誌 3.0

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和洋会

和洋会二日目。注文品もなくザッと一時間ばかり見て回る。

ダウスン「ディレムマ その他」(思潮社)凾欠たとう500円
十一谷義三郎「時の敗者唐人お吉」(改造文庫)300円
丸谷才一文章読本」(中公文庫)100円
谷崎潤一郎文章読本」(中公文庫)200円
吉行淳之介「私の文学放浪」(講談社文庫)100円
雑誌「演劇研究」5号200円
木股知史「画文共鳴」(岩波書店)カバ帯2000円
今回初お目見え?のあざぶ本舗の棚をあれこれ漁る。「演劇研究」というのは水田晴康や関堂一らが同人のガリ版同人誌(創刊は57.12)。文学座の文芸部の人々か。それからダウスン。いまでは岩波文庫で新訳の作品集が出ているけれども、ちょっと前までは山本文庫版か白帝社版かこの思潮社の短篇作品集くらいしか読めなかった気がする。この思潮社版は山本文庫の平井呈一訳「悲恋」を全面改訳したうえに三つ新たに訳出し一本としたもの。佐藤春夫序文、アーサー・シモンズのダウスン論も収録。7年くらい前にネット古書店で当時はそれでもかなり安めの価格で見つけて喜んで買ったものだが、今回は凾欠でたとうも汚れている。まあ読み用である。
その後田村書店で「画文共鳴」。古書で少しでも安くとグズグズしていて今頃の入手となった。

アーネスト・ダウスン作品集 (岩波文庫)

アーネスト・ダウスン作品集 (岩波文庫)

悲恋の詩人ダウスン (集英社新書 445F)

悲恋の詩人ダウスン (集英社新書 445F)

テレビドラマを学問する (125ライブラリー)

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危機の詩学――ヘルダリン、存在と言語

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