漁書日誌 3.0

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渋谷東急大古本市

連日の作業で朝イチは無理だなあと、昼過ぎに家人らと墓参りをしてから夕方五時過ぎから参戦。注文品は二点あって、片方ハズレ。最初注文確認をした時には、両方当たりということで、おおと思ったのだが、確認すると片方は同姓異人に当たったようで(おそらく、かつて「谷崎潤一郎先生著書総目録」注文の時にも「当たってますけど品物ないです」といわれた時のあれこれも結局は同姓異人であったけれども、同じ人か。似たような蒐書傾向なのだろう)、ハズレたのは永井荷風荷風集」(易風社)再版カバ付8000円というもの。短篇集「歓楽」が発禁になって代わりに出した短篇集。当時の易風社の広告では「△△」とタイトル未定のまま広告していたのが印象に残っている。再版でもカバー付というのがこの価格でというのが注文理由。で、当たったのは「昔日の客」。十年以上前になるか、神保町にあったBar人魚の嘆きにあったのを借りて読んだのではなかったか。その後復刻版も出てけっこうな古書価になってしまって縁遠くなってしまっていたが、この価格ならちょっと手が出るかもなと注文した次第。
そしてまあ会場では、3時間くらいかけてザーッと見ていったが、これというものはなく。実は欲しいものはあったのだが、今この時期にそのお金は出ないというもので、結局一冊のみ。

関口良雄「昔日の客」(三茶書房)昭和53年10月30日凾3000円
三島由紀夫「美の襲撃」(講談社昭和36年11月15日初カバ1000円
「美の襲撃」は無論持っているけれど、所持本よりも綺麗な本が千円だったので入れ替え用に購入。その他幾つか買うかなと思った本もないことはないけれども、仕事用資料本などをマケプレでちょいちょい買っていて出費が嵩んでいるのでやめておく。しかしぐったりした。


最近気になっている本などを以下挙げておく。

三島由紀夫の肉体

三島由紀夫の肉体

ラスネール回想録 (平凡社ライブラリー)

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初稿・山海評判記

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小村雪岱―物語る意匠 (ToBi selection)

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