漁書日誌 3.0

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本の散歩展

散歩展である。今日は予定が狂い、もうちょっと早く到着する予定が閉場15分前の到着となってしまった。一階も、学術系の高そうな本が200円などで列んでおり、おおと思いきや全てペンの線引きありなど。布装の改造文庫2冊と線引き本を1冊のみ買って二階会場へ。まあここもほとんどサッと見る程度しか見ることが出来なかったが、じっくり見ていたら何か面白いものが掘り出せたかもしれないというような印象。


ヤコブソン「詩学から言語学へ」(国文社)カバ線引200円
谷崎潤一郎「愛なき人人」(改造文庫昭和7年10月19日初版200円
葛西善蔵小説集第五巻」(改造文庫昭和9年11月19日初版200円
ミッキー安川「一度読む本」(青春出版社)昭和43年3月15日初版カバ200円
森鴎外全集3」(ちくま文庫)カバ帯200円
山本舜勝「三島思想『天皇信仰』」(元就出版社)カバ500円
ウェイドレ「芸術の運命」(新潮社)初凾500円
下から三冊が二階の会場で買ったもの。まあこれといって、という感じである(他に写っている新書文庫は駅の反対側のブックオフで購入)。しかしまあ、今日は目録注文品が当たっているのでよしとする。それが以下。

パルコ+M.M.M.公演「SKIN」パンフレット1000円
飴屋法水・三上晴子共同企画公演「BARRIKADE」チラシ+パンフレット2000円
飴屋法水率いる東京グランギニョルという劇団が80年代中頃にカルト的な人気を博し、86年解散。その後三上晴子と飴屋がBIS-SEAL-PISHOPというアートユニットを組んで「バリカーデ」という公演(1987年11月@アトリエLAM-DE-SCOP)を、その後、M.M.M.という新たなグループにて「スキン」(1988年11月@パルコスペースパート3)を上演。その資料である。特に「バリカーデ」のパンフはA4のコピー11枚を二折してホチキスでとめただけのシロモノ。小劇場であればこれでも凝っている方と思う。
勿論ワタクシはまだ当時中学生でこの舞台を観ていない。小劇場芝居を観に行くようになったのは1990年からである。しかし当時既にこれらは有名で、「スキン」はビデオも出ており、バウスシアターでのコシミハルライブや北とぴあでの「犬機械」等々、飴屋法水の舞台は観るようにしている(「死の棘」行かなかったのを今でも悔やんでいる)。

それから前回記し忘れたが、ネットで知って注文した本が届いた。

小林真他編「大阪圭吉作品集成」(盛林堂ミステリアス文庫)限定300部800円
文庫版の短編集。「水族館異変」「香水紳士」「求婚広告」「告知板の女」の四編で、単行本未収録で初出が稀覯化しているものの由。


ツェッペリン飛行船と黙想

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