漁書日誌 3.0

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まずは五反田

神保町の方ではぐろりや会もあるのだが、両方行こうとしながらも結局はダラダラしていて間に合わず五反田散歩展のみにといういつもの展開。到着は17時10分ごろ。しかし今日はガレージが結構面白そうで、あれこれと見ているうちに20分くらい経過してしまう。急いで会計をして2階へ。ここも駆け足でめぐる。おっと思うものがあり、抱えるもかなり嵩張る。注文品である春琴抄の複製原稿はハズレ。購入したのは以下。

三島由紀夫文章読本」(婦人公論付録)200円

永山則夫「愛かー無か」(合同出版)昭和48年10月18日200円

国立劇場椿説弓張月」筋書200円

文章読本」はようやく綺麗なのを入手。椿説のもとうに持っているけれども、この再演時に同時開催されていた椿説弓張月展のパンフとチラシが挟まっていたので購入。本当は箱に5〜6冊入ってて一箱200円だったのだが、他のはいらないのでこれのみ。そして2階へ。

舟橋聖一「白薊」(新潮社)昭和31年7月30日初版カバ献呈署名200円

「秘文字」(社会思想社)昭和54年2月28日函1000円

舟橋のは雁タレカバー装幀なので資料として購入。「秘文字」は持っていなかったので。と言っても暗号解答冊子欠。ただしあの冊子は申し込んだ人のみ申込の三ヶ月後に送付されたという。どっかでコピーしてこなくてはならない。

谷崎潤一郎細雪」(中央公論社)昭和24年5月20日上製再版凾付揃2000円

細雪」の初版は並製機械函入で、その後に紙質を変えた限定300部本が出る。そして角背上製本で作者自筆題箋帙の限定1000部の本が出て、おそらくその上製本の再版として出たのがこれ。函も貼函。しかしこれ、ありそうであんまり見かけず、前々から安く欲しいと思っていたもの。ようやく適価で見つけた。

しかしこんなものを買ったので、重い。