中原中也記念館に注文していた図録が届いた。
「書物の在る処—中也詩集とブックデザイン」新品定価
28ページの冊子だが、中也自体、「山羊の歌」「在りし日の歌」にランボオ翻訳3冊しかないのでそれは致し方ないところではあるけれども、関連で秋朱之介やら野田書房やらを紹介しているのが興味深い。とりわけ内堀弘さんの秋朱之介にまつわる文章は読んでおきたかった。
こちらは最近必要あって、またはお勉強用にヤフオクやマケプレなどで購入した本。
最近買った新書。後者はちくま新書で明治大正昭和と続いている一種のシリーズだが、この文化篇の目次がなかなか面白いラインナップ。
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以下、三島文学関連講座の告知
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内海健×井上隆史「「金閣寺」の深層 三島由紀夫を読み直す」
2021/9/25土曜 15:30~17:00オンライン講座(要申込)
「戦後の占領期に実際に起きた放火事件に取材した「金閣寺」は、三島文学を代表する、いかにも三島的な作品の一つです。それは人間存在の闇と光を表現する小説であり、同時に、時代と社会を捉えた小説でもあります。 今回、 モデルとなった一人の青年の存在に寄り添いながら 放火事件と作品との関係を紐解いた精神科医の内海健氏とともに、なぜ「金閣寺」は小説として成功し、発表後半世紀以上を経た今も、時空や言語の壁を越えて世界各地の読者の心を揺さぶり続けるのか、その秘密に迫ります。」
会場は早々に満席になりzoomによるオンラインのみ受付中(上記タイトルリンク)。
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また、こちらは私事で恐縮ながら、ワタクシも昨年に続いて東大島文化センターにて連続講座を年末におこないます。
山中剛史「続・三島由紀夫 短編作品の魅力に迫る」
2021/11/12() ~2022/1/14()のうち金曜日全5回@東大島文化センター(要申込)
新潮文庫「殉教」をテキストに、三島文学のうちでもその短篇の魅力に迫ります。こちらは会場対面形式のみ(今後の状況によっては予定変更などあり)。