漁書日誌 3.0

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和洋会開場

少し歩くとあせがふきでるような暑さはあるものの。日差しはすでに秋のそれである。9月一杯の緊急事態宣言で、五反田など(高円寺を除いて)軒並み古書展は会場販売中止となっているが、解除目前にして和洋会が販売を開始。五反田も和洋会も目録注文していたので、これまた久しぶりに古書会館へ。その前に野暮用でチラと扶桑事務所に立ちより3冊100円コーナーから3冊選ぶ。

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与謝野鉄幹「うもれ木」(博文館)明治38年8月25日再版背補修印

田村成義「劇壇秘史 無線電話」(玄文社)大正7年10月25日再版凾欠

二反長半「雪ちり撒く」(日の出書房)昭和21年4月10日

「無線電話」は青蛙房から再刊されているけれども、本体背表紙には「劇壇秘史」の角書き、扉には「演芸逸史」の角書き(奥付に書名記載は無し)とある。どちらが正しいのかはわからない(ちなみに再刊本は「芸界通信」の角書き、ただし中身は増補版)。

で、古書会館へ。

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一ヶ月以上ぶりか。前はこの自動ドアの向こう側にすぐあった検温器、名前確認などはなかった。地下降りた会場入口のところに検温器があるのみ。で、ザーッと会場を見ていく。まずは注文品の確認。当たり。しかし「背破れ」と目録に記載されていたけれども実際は背欠を雑に補修した感じ。相応の価格か。

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今古実録「大岡仁政録」(栄泉社)明治17年4月10日御届300円

渡辺政吉編「高等小学新体算術」(金港堂)明治28年12月18日100円

安成二郎「恋の絵巻」(日本評論社出版部)大正8年4月15日初版凾欠背欠補修4000円

ユリイカ」特集・未来派300円

「美術フォーラム21」2号特集・美術批評の歴史と現在500円

4000円のものが当たってしまったからなあと思っていたが、ついついこれだけ買ってしまう。教科書は参考用。今古実録は芳幾表紙。

会計を済ませてから、田村書店の外ワゴンを覗く。

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有島生馬「海村」(改造社昭和2年10月10日初版帙入400円

ラディゲ「ドルヂェル伯の舞踏会」(白水社昭和13年1月28日初版300円

ラディゲのは上製本で持っているが、三島が読書したのはこちらのバージョンなので購入。「海村」という本は存在いたい知らなかった。帙入り上下二冊、長細い唐本仕立ての装釘。装釘に興味あり安いからと購入。

しかし重い。東京堂をチラッと見て、喫茶店で一服してから、今度はこの荷物を抱えて国会図書館へ向かう。