漁書日誌 3.0

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雨の愛書会

愛書会古書展初日。注文品は無い。
国会図書館で調べモノをしていたら、いつものごとく、また閉場ギリギリの到着になる。殆どみられないような感じでそのまま終わった。目録には、谷崎の「少年」の挿絵入りの豪華版が6500円で出ていたので、もし売れ残っていたら、いくか・・・などとも考えていたが、しっかり売れたようであった。

石原慎太郎「亀裂」(文藝春秋新社)昭和33年1月10日初版凾210円
本城靖久「グランド・ツアー」(中公新書)200円
小田部胤久「西洋美学史」(東京大学出版会)1800円
結局会場では二冊しか買わず、「西洋美学史」はちょっとお勉強用に会場を出た後村山書店で購入したもの。「亀裂」は、まあ初期慎太郎の中ではよいというので買ってみたもの。「亀裂」と「星と舵」が世評は高い。
そういえばこの間、月の輪書林の古書目録「太宰治伝 津島家旧蔵写真凾解体」が届いて、早速太宰とは全く関係のない資料を注文したのだが見事ハズレ。ファクスで注文したのだが、もう翌日には返事が封書で届いていた。◎◎◎◎番の注文の件、とあって、なんだなんだと思ったのだが、開封してみると売れ切れました云々とプリントした紙片と、未使用の官製葉書が一枚入っていた。この葉書はどういう意味なのだろう。今度は葉書で注文してくれということなのか、それともわざわざファクス代のかわりで同封してくれたのだろうか。ともかくこういう返事を貰ったのは初めてであった。

以下追記。

三島由紀夫を読み解く (NHKシリーズ NHKカルチャーラジオ・文学の世界)

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イメージの自然史―天使から貝殻まで

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