漁書日誌 3.0

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強風の日の本


安部公房スタジオ「仔象は死んだ」パンフ800円
福永武彦「病中日録」(鼎書房)
橋本治「言文一致の誕生」(朝日新聞出版)
綿谷雪「近世悪女奇聞」(中公文庫)
安部公房のパンフはネットオークションで落札したもの。英文。アメリカでも公演したからか。台本およびドナルド・リチーの寄稿など。これ1979年の公演なのだが、どういう形態で上演(上映)したのだろう。パフォーマンスと合わせた映像なんだろうか。単独の映像作品というのではなくて。どうも資料が少なくてよくわからない。安部公房はもう一作「時の崖」というのも監督しているが、これもどういう類の映像作品なんだろうか知らない。パフォーマンスと合わせて完全になるというインスタみたいなもんなのか、連鎖劇的な扱われ方をしたのか…。
福永武彦の絵入り日記は、2007年に七夕に出たものを入手した方が活字復刻して上梓したもの。福永のよい読者ではないが、こういうのは嬉しいものである。版元から献呈していただきました。感謝。橋本治と中公文庫のものは、新刊として購入したもの。最近、やっぱりクルチョーの全集を買おうか買うまいか逡巡しております。

失われた近代を求めてI 言文一致体の誕生 (失われた近代を求めて 1)

失われた近代を求めてI 言文一致体の誕生 (失われた近代を求めて 1)

近世悪女奇聞 (中公文庫)

近世悪女奇聞 (中公文庫)

車谷長吉全集 第一巻 中・短編小説集

車谷長吉全集 第一巻 中・短編小説集