漁書日誌 3.0

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荻窪など

ちょっと所用で中央線沿線に出たついでに、余った時間で荻窪駅を下車して古書店をまわろう、などと考えていた。夕方、バスロータリーのない方の口に出てみる。もうしばらくぶりの荻窪ではあったが、しかしなんとはなしにきれいになったような印象。前はもうちょっとごちゃごちゃしたような感じであったが。それでまずは岩森書店なぞをチラと覗いてから、まあ本命と思っていたささま書店へ足を向ける。アールコリン、という小屋にいく手前のところである。その道中も、少し変わったようであった。前はどでかいIBMのビルとかあったような気がしたが。新しい銀行のビルとかもあり。

でまあ到着。文庫の品揃えもよいのだが、しかし、これぞというようなワタクシが欲している文庫などはなかった。それと奥へ進むと、むかしとはちょっと棚の配列が変わってしまったところもあるようだ。ああこの本、こないだ買った値段よりも200円も安い、とか、あーこれは安いから欲しい、とか、予算があったらもう少し買ってしまっていたかもしれないのだが、そこをグッと堪えて、こんなものを。

インガルデン「文学的芸術作品」(勁草書房)1050円
雑誌「幻想文学」特集・魔界とユートピア735円
雑誌「ユリイカ」特集・人形愛735円
まあ「幻想文学」は、過去の特集で「日本幻想文学誌」1〜4とあるのだが、それの明治編である本号のみいまだ持っていなかったので。ユリイカは、これ出た時に買ったような気がしていたのだが、先日なにか必要あってちょっと読み返そうと書棚を探したのだが見つからず。
インガルデンは、これもちょっと安く探していたもので、まあどこでも大体3000円くらいをつけている。先日の池袋リブロ古本まつりでも3000円で出ていて逡巡したのだが、こんな値段で入手出来たのだからあの時買わずによかった。しかしこまめに金遣いが荒い。後々苦しみそうだ。