漁書日誌 3.0

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五反田遊古会

ギリギリであった。改装工事中の五反田駅を降りて、一路、古書会館へ向かう。今日は昼間暖かだったせいか、暗くなってすぐの今じぶんはそれほど寒くはない。しかし、走って、休んで歩き、また走って……というふうに飲食街の中を通り過ぎて左折、やはり少し汗が出る。巻いていたマフラーを鞄の中に入れ、入れ替わりに今日の目録と封筒を取り出す。
会場到着、16時50分ジャスト。残念だが外は見ずに中へ。そしてまあ、ザーッと急いでまわって買ったものは、以下。

菊池寛貞操問答」(文春文庫)200円
原武史大正天皇」(朝日選書)300円
飛鳥井雅道「明治大帝」(ちくまライブラリー)300円
松本品子「挿絵画家英朋」(スカイドア)1000円
奇譚クラブ」(59.12)200円
まあ、なにもなかったようなものである。ただし「挿絵画家英朋」はいままで知らなかった本だが、これは面白そう。ゾッキ印があるけれど、いつゾッキになったのかしらん。スカイドアの本もゾッキになるのか。それと奇クは白表紙が安かったので。

それから注文した、第一書房の画集。
「前田寛治画集」
古賀春江画集」
阿部金剛画集」
東郷青児画集」(以上すべて第一書房)各1000円
これはハズレた。というかさ、篦棒に安いのだけれど。注文殺到だったのではあるまいか。四冊注文すれば一冊くらい……というのは甘かったか。それともう一点の注文品は当たり。
北原白秋「わすれなぐさ」(ARS)大正12年12月15日23版凾3000円
これもなあ、状態よいからあれだけれども、この金欠時に不急不要の書物だった。うっかり阿蘭陀書房版の重版と勘違いしていた。