漁書日誌 3.0

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決戦前夜

古書を買いあさりはじめてから十年余。一年のウチの古書関連のイベントで最も楽しく期待出来た、そういうイベントが幾つかあった。ひとつはいうまでもなく、秋の青空古書市である。これに朝一番に行って、あきつの棚を漁る。あるいは、伊勢丹小田急)のデパート展に朝一番に列んで、なんばの棚を漁る。かなりの掘り出しものが、普通にあった。なんだかもう凄かった。しかしそれらはもう、今では、昔の話。青展などは、今年なぞは朝行かなかった。そんな、希望のない毎日にとって、いま、一番期待出来るのが、明日の扶桑書房一人展なのである。今年で第二回。昨年は、当然よい思いをしている。開場の二時間前から列んだ。そして列んだかいもあった。
で、まあそういうわけで、決戦前夜というわけなのである。今年は、仄聞するところによると、もっとスゴイらしいし、昨年は二日間だったのが、今年は一日間のみだ。その分凝縮還元があるか、否か。明日、どのような古書をここで報告出来るのか楽しみである。

そして、今日届いた古書。お勉強用。
ハンナ・アーレント「カント政治哲学の講義」(法政大学出版局)2100円