漁書日誌 3.0

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木曜の古本屋

仕事の帰り。ふと、途中下車。
何気なく携帯を使って、その途中下車した街に古書店はないかと検索してみると、数店ある。
ということで、携帯の画面たよりに行ってみる。18時55分頃。京王線沿線。

こういう商店街。
で、ようよう一軒を探し出し、中へ入ってみる。普通の古書店さん。ザーッと見て、文庫を三冊。
中村雄二郎魔女ランダ考」(岩波同時代ライブラリ)400円
小沼丹「黒いハンカチ」(創元推理文庫)300円
三島由紀夫三島由紀夫レター教室」(ちくま文庫)200円

まあなんといっても「レター教室」である。これ、初版帯付き。この本はかなり売れたので(著名なミュージシャンがお気に入り本と雑誌で書いたことから火がついた)、そこらに転がっている文庫本だが、けっこう初版は見ない。しかも帯付きは初めて見た、というか、今回初確認。つい最近出た文庫本で、なにが初版だ帯だ、阿呆か、と、思われるかも知れないが、いざ探してみるとまずないのである。書誌は訂正しないといけないな…。
それとまあ、「黒いハンカチ」は安かったので。ホントはこの著者では、「不思議なソオダ水」や「汽船」は安く単行本が欲しいなあというのはある。それと「魔女ランダ考」。今更かよ第二弾。演劇関係の基礎の基礎みたいな本だのに、実はまだ未読なのであった。嗚呼。
それと、先日ネットオークションで落札したもの。

肖像のエニグマ―新たなイメージ論に向けて

肖像のエニグマ―新たなイメージ論に向けて

出たばかりなのに、新品同様で2000円で入手。よかった。例によってBBさんに教えて貰った本である。肖像論はやはり気になるところだ。