漁書日誌 3.0

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城南展

城南展最終日の今日、しかも閉場30分前に開場に到着。
注文品はなし。
会場を一回りして時間切れ。買ったものは以下。
谷川義雄「ドキュメンタリー映画の原点 改訂版」日本保育新聞社700円
ボードリヤール「象徴交換と死」ちくま学芸文庫850円
阿刀田高「夢の宴—私の蕗谷虹児伝」中公文庫315円
大日方純夫「警察の社会史」岩波新書200円
福沢諭吉教育論集」岩波文庫200円
嘉村礒多集」新潮文庫200円
この六点。一冊以外は文庫新書。この一冊というのも、取り敢えずドキュメンタリー映画の歴史がキチンと押さえてある概説書みたいなもんだったらいいかな、とは思うのだが、ここいらへんは結構ちゃんとした理論よりも妙なアジ系とかあったりしてアレなのだが、これはよくわからないが巻末に「トゥルクシブ」のスクリプトが掲載されてるし、戦後の動向も書いてあるようだ。まあ他は。嘉村集は、こんなのが新潮文庫にあるの知らなかった。文芸文庫よりも安くて良い。ボードリヤールはいつか定価で購入しようと思っていたのでちょうど良かった。ほかはまあ、ちょっとした興味から。

その後田村外台を漁り、キルケゴール「誘惑者の日記」(ちくま学芸文庫)、天野正子・桜井厚「『モノと女』の戦後史」(平凡社ライブラリ)各400円、独歩「号外・少年の悲哀」(岩波文庫)100円を購入。ちょっと買いすぎか。キルケゴールはこれじゃなくて全集の端本で欲しいのがあるのだが……。後者は基本フェミものだが、洗濯機とかストッキングとか煙草とか、生活用品と戦後女性の関係を追っていて、それはそれで面白そうだ、と。で、その後店内に入り、雑誌「L'EVOCATION」のルネ・ヴィヴィアン特集を購入。1500円。これ、号によって値段が結構変わるなあ。今のところ創刊号から買っているが、ご主人によると、創刊号は既に品切れだという。

で、その後三省堂に立ち寄って、フォション「かたちの生命」(ちくま学芸文庫)を購入。品切れオブセッションによるもの。旧訳は持っているが、これ新訳の上に増補で幾つか論文も入っているし。……というか、知らぬ間に「ルネサンス精神の深層」が品切れて結構なお値段になってる……今日定価よりちょっと高くつけている店を見つけ、何だと思っていたが、あれ買えば良かったか。