漁書日誌 3.0

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商店街のふるほんや

京王線某駅の商店街をずっと奥まで行くと、ミスドがあり、そのむかいがわに細い路地がある。そこを入っていくと、一軒の古本屋がある。
店の半分はコミックで、1/5はエロ本という、まあ普通の街の古本屋という感じの店である。
ここはたまに来る。掘り出し物をしたことはない。一度、ビニル袋に入れて、蠍座アンダーグラウンド演劇公演プログラム(例の細長い奴)が壁にセロテープで貼りだしてあった。演目は、「トイレット」。ブロードウェイのオフオフのやつ。葛井欣士郎氏の「消えた劇場新宿文化」という単行本の表紙絵に使われているあのイラストの。寺山修司が、「地下演劇」の創刊号あたりでリディキュラス・シアターを紹介していたと思ったが、一緒に紹介していたように思う。違ったか。まあ、69年当時ですら、オフオフではもう体制内で、今やオフオフオフだ、なんて、よくわからないことをいっていたように記憶する。
で、おお珍しいなあ、アングラ演劇資料として、安かったら買っても良いかな、と、値段を聞くと、2500円といわれ、いらんいらん、となったことがあった。
で、今日は1200円くらい買った。
安部公房新潮文庫2冊。
安部公房は、実は大して読んでいないのだが、新潮文庫を全部揃えたいと思っている。七割がたは揃った。今日買ったのは、戯曲集。緑色のストッキングと友達と。


今日は、仕事場のお客さんに、先日ご厚意でドッといただいた神近の澁澤龍彦展のチケット、希望者には、といったら、あたいもあたいもとたちまちなくなってしまった。

今日は疲れたのでここまでとする。


今日届いた目録に、雑誌「ADONIS」が出ていた。でもなあ……