漁書日誌 3.0

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カタイシュー

カタイシュー、花袋集。
ネタがないので「花袋集」です。昨年秋の青空古書市@古書会館にて購入。確か2800円で。

初版は明治41年3月28日発行だが、これは明治41年4月20日発行の3版。そして裸本。「花袋集」、実は「荷風集」のような並製の本かと思い込んでいた同じ易風社だし。花袋の三番目の本だったような。「重右衛門の最後」と「田舎教師」と。

少女病」収録本が欲しかったので購入したが、確か「花袋叢書」にも入っていた筈で、そちらが高かったのでこちらを、といった次第。
でもこれを買った後に、もっと綺麗な重版本を2000円くらいで見つけてゲンナリした覚えが。外装は凾だと思います。

まあしかし、よいにせよ悪いにせよ、「蒲団」は問題作であるし、同時代の作品を当時の本で持っていたかったというのがある。「東京の三十年」あたりも元本で持っていたいが。
読むだけならば明治大正文学全集でことたりるか。