国会図書館の帰りに(というかホントをいえば、新聞室でまだあれこれ調べモノ途中であったがやむなく途中でやめて、雨の中ダッシュで駆けつけて)古書会館へ。
残り10分というところであったが、急いで棚を見て回る。
が、結局なにも買うものはなし。汗だくでガックリ。何だか温度が高いのかやけに汗を掻く。まあ雨のお陰で花粉が飛んでいないのはよいことではあるが、湿気でベタベタな感じ。
そのまま田村書店へ行くと、ちょうど閉めているところであった。で、東京堂へ。ここで小谷野敦「リアリズムの擁護—近現代文学論集」(新曜社)を購入。谷崎「卍」のネタ本考証のような文章が面白そうだったので。
その他、うっかり立ち読みしてしまったのが、土方巽の伝記。
- 作者: 稲田奈緒美
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また、草月ホールでやった堂本正樹演出リサイタルについて、結構詳しくて興味深く読んだ。
しかし雨はやむ気配もない。
雨脚は強くなるばかり。三省堂裏の喫煙コーナーも人はまばら。そこで傘をさしながら一服。持参した湘南フジサワ古書まつりの目録を取り出し、携帯電話をかける。注文品の確認だ。結構これはいいというものが出ていたので、今回3点注文していたのである。
今和次郎・吉田謙吉『考現学[モデルノロジオ]』(春陽堂)初版カバ美15000円
『中川幸夫の花』(美術出版社)初凾署名5000円
本間久『小説 枯木』(良朋堂書店)3150円
「考現学」はカバー美でこの値段っていうのはかなり安いのではないか。同時に「考現学採集」の凾付き美本25000円というのもあったが、こちらは既に凾付きもっていたのでスルー、カバー付きを持っていなかった「考現学」だけ注文したのであった。一応、両者共に復刻版も所持しているが、やはり元版で欲しいものである。
で、中川幸夫のはサイン入りの作品集。これもやっぱり40000円前後するだろうしなあ。
………しかし全部ハズレ。
まあね。そんなものであろう。