漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

まど展文庫

まど展初日。注文品は無い。9時半過ぎ古書会館到着。この時間だのに、いつものまど展の列びよりも人数が多いような感じで、今日はなんだろうと思ったことであった。行列は郵便局方面ではなく床屋の角の方に伸びていた。行列の方向に決まりはあるのであろうか。
するとそこにカメラクルーと会館スタッフの方の今日はテレビ撮影ありますのでご了承願います〜のアナウンス。カメラといってもハンディサイズのDVカメラ、カメラマンとディレクター?の二人のみ。どうやらBS11の番組で放映するとの由。写真は喫煙所から。

で、10時開場。うーんしかし、買うものがあまりない…。

高峰秀子「巴里ひとりある記」(映画世界社)昭和28年4月15日4版凾痛汚800円
橘外男「ある小説家の思い出」(中公文庫)上下揃カバ300円
塩谷賛「幸田露伴」(中公文庫)上中下1下2揃カバ各100円
黒っぽい本も数冊手にしていたのだが、結局戻してしまった。それで文庫ばかり。「幸田露伴」なんかは安く入手出来てよかったが。それからまあ凾が痛み本文用紙も手垢と何かのシミがあるのだが、デコちゃんの本も嬉しい。「まいまいつぶろ」「私のインタビュー」、「巴里ひとりある記」(新書判)は既に所持していたので、こちらの元版「巴里ひとりある記」が欲しかったのである。

「巴里ひとりある記」奥付の検印。コマ?糸巻き?にDECOというのがカワイイ。
ところで撮影隊は、古書会館の中でも撮影。午前中に某店多名前などをはじっこから撮影していあ芋洗いの如くのひしめきあいを激写していた。必死そうな顔とか出たらやだな。
古書会館をお昼に出、会場で会った友人と昼飯。
その後仕事関係の所用で池袋の先の方へ移動。そこの古書店にてハイデガーニーチェ」など購入。

ウェクスラー「人間喜劇」(ありな書房)カバ1200円
ハイデッガーニーチェ」(平凡社ライブラリ)12揃各800円
ニーチェ全集11「善悪の彼岸道徳の系譜」(ちくま学芸文庫)900円
ちょいとお勉強用の本。「人間喜劇」は相場の半分くらいか、まあこのくらいなら。

奥武則「蓮門教衰亡史」(現代企画室)カバ帯350円
村上陽一郎「西欧近代科学」(新曜社)カバ300円
野口武彦「近代小説の言語空間」(福武書店)カバ帯999円
ホーイカース「宗教と近代科学の勃興」(すぐ書房)カバ351円
これらはネットの古本屋、マケプレ、オクで今週買った本。いろいろあってこの他にも新書を十冊くらい購入。
***********************
志村有弘盛厚三「中戸川吉二作品集」勉誠出版
定価10290円 5月発売予定