漁書日誌 3.0

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古書初め

さて、今日は昼間ネット古書店に元日に注文した本が届いた。
石井洋二郎「文学の思考」(東京大学出版会)1400円
お勉強用である。で、ちょっと所用で都内に出たついでに、折角だし、ということで、銀座松屋へ行ってみる。古書展開催中。むろん、注文品はない。30分くらいザーッとまわって、買ったのは、以下。

千葉文夫「ファントマ幻想」(青土社)1890円
解釈と鑑賞別冊「[生命]で読む20世紀日本文芸」500円
本当は、来週の古書展で大物を注文してしまったので、臨時金欠統制令施行中なのだが(とかいいつつ、勿論はずれることもあるのでそれはそれでアレなのだが)。さて、「ファントマ幻想」は、前々から欲しかった本である。ただ、定価出して買うには日本でのファントマブーム(活動写真)がないし、ムムム、古書で安くと思っていたのだが、これがなかなか見かけない。そのうち日本でのブームについては新潮新書で詳しいのが出たし、そもそもパリでのブームは……と気になっていたので、そろそろ買いたいなと思っていたのである。新刊書店で、いまだ定価で売れ残っているところもあり、まあ安心していたのだが、今回の目録に掲載されており、まあ会場に残っていたらということで注文はしなかった。それが残っていたのである。でもまあこういうのは1500円とか1200円とかで欲しいものだ。