漁書日誌 3.0

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正月切腹

あけましておめでとうございます。
昨年ふとはじめたこのブログも、二年目に突入です。

それで、元旦の今朝、旧臘ネットオークションで落札した本が届いた。
中康弘通の私家版三冊である。(ちなみに三冊で千円だった)

切腹〈歴史と文芸〉」昭和54年2月3日発行
切腹〈夜話篇〉」昭和54年10月10日発行
「女人哀詩〈昭和篇〉」昭和54年8月15日発行
いちおう版元は「三人会」となっているが、これは中康が主宰した同人誌「三人」の発行元の名前である。すべて初出誌の判面を文字だけコピーしたようなものに新たに挿絵を加えたもの。夜話篇に入ってるエッセイ群は特に初出が「奇譚クラブ」のものばかりである。三島の「憂国」の模倣と評されたという「殉国」(確かこれは「裏窓」掲載だと思う)とか、三島切腹に関する所見とか、そういうのは「歴史と文芸」の方にあり。
正月から切腹とは、これは縁起が良い、のか。そしてうっかりNHKで放映された若尾文子主演の「華々しき一族」を録画し忘れてしまった。明日BS2でやる「婦系図」は録画しないと。