漁書日誌 3.0

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五反田と恵比寿

本日は五反田古書展。
国会図書館に立ち寄ってから赴く。
閉場15分前に到着。しかし財布の中身が空っぽという事態に気づき、あわてて近所のコンビニにおろしにいったら残り10分しかなく。ザーッと会場を回って買ったのは、ガルブレイス「ゆたかな社会」(岩波同時代ライブラリー)200円と『独歩手記』(東盛堂)500円のみ。後者は、大正10年6月20日発行の初版であった。

で、注文品。
三島由紀夫『英霊の声』(河出書房新社)初版函帯2500円
新進傑作小説全集『十一谷義三郎集』(改造社)初カバ函1000円
以上二点当たり。

で、それから何となく神保町でも出ようかななんて思っていたが、やっぱりやめて、一路恵比寿に向かう。

写真美術館でやっている森山大道展がもうすこしで終わってしまうのだ。いまこのタイミングでみにいっておこう、と。今日は金曜日なので20時までやっているし。ということでいく。それほど、というか、結構すいており、ゆっくり見られた。

物販で、サイン入りの「記録」とか買おうと思っていたのだが、そんなものはとっくに売り切れ、サインなしのものしかない。
前はねえ、表参道にNADiffがあったころはちょくちょく覗いて、あれこれと買えたのになあ、今はここだけだし。「記録」もサイン入りの以前買った6号から、その後はNADiffが閉まってしまったので買っていなかったのである。ちなみに来月七日に恵比寿にNADiff APARTという新店舗兼ギャラリーがオープンするらしく、それはそれで楽しみなのだが、いかんせん、駅から遠いよ。
いまは9号まで出ているから、その三冊をサイン入りでと思っていたのだ。そういえばカラーの番外もあったが…。つまりどうせならサイン本で欲しかったのである。で、こういう展覧会の物販ならあるだろう、ということだったのだが、とうに売り切れ。まあねえ。

ということで、結局、大道ではなく、細江英公の「おとこと女」の復刻版を買ってきた。昨年の細江英公展の時は、この復刻版にサイン入ったものが山積みで売っていたが、あの時買えば良かったと。一寸前、ヤフオク見ていたら、この復刻版に五千円以上の値段がついていて、おいおいもしかしたら復刻版品切れしたのか、と、焦ったのだが、nadiffのサイト見ても在庫あるようだし、妙だなあと思っていた。で、ホントに品切れしちゃうとコワイので、今日買ったというわけだ。無論、これは嬉しい復刻で、被写体には土方とかもいるし、例えば土方の650エクスペリメンタルの会のパンフとか、ジャズ実験室ジューヌとかのポスターには、この「おとこと女」収録の写真を使っていたりして、まあ必須本だろうと思っていたのである。


ちなみに上記とは全く関係ないが、アートシアター新宿文化劇場の蠍座でやったアンダーグラウンド演劇公演、堂本正樹作・大間知靖子演出「私の可愛いシャワー室/ナイロンの折鶴」の珍しい四折りチラシを当時の関係者の方から頂戴した、折角なのでここで公開。しかしちっちゃい。

昔っから、こういうミニチラシみたいのがあったのだなあ。パンフの方は、いつものアンダーグラウンド公演と同じで、あの細長いやつ。