漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

五反田遊古会

やっていた仕事を途中で打ち切って、この寒い中汗だくでダッシュしてゼエゼエいいながら、残り5分の会場をまわって、買うものすら1冊もなし、という状況でゲンナリ
本部会館のほうの下町展では、注文品があったのだが、一つも当たらず行かなかった。

注文した本。

★雑誌「ADONIS」1〜10号揃 20000円
★シュオッブ「古希臘風俗鑑」(第一書房) 2000円(凾付きか謎)
杉山茂丸「百魔」(大日本雄弁会)凾 2000円(初版か謎)

まあ注文が重なりそうなところではある。
シュオッブは凾欠持っているので、凾が欲しいところ。「百魔」はまあ安いかなということで。しかし「アドニス」は欲しかったなあ。初期の号だし別冊でもないので、碧川潭とかは掲載されてないんだけどやはりこのくらいの値段はするか。

最近は、初版本だのなんだの、というよりは、新刊学術書を定価よりも安っく欲しいというのが先行してしまうダメさ加減。部数も少なく定価も高い学術書でちょっとマイナーなのは全然出てこないなあ。

そういえば、五反田の会場で、上田敏の「対話と独語」の初版凾付き(凾背欠)が1000円であった。でも裸本持っているし。いらない。佐藤春夫の「田園の憂鬱」のカバー欠本が2000円で列んでいたが、あれは初版だったのか。確認すらしてなかった。重版で見返しのマーブル(?)が変わるけれど、初版かどうかよりも状態の綺麗なのが欲しいところ。昨年ようやっとカバー付き重版を入手したが。ここで豆知識、「病める薔薇」の凾は初版と重版では合いません。



そういえば、いまシネマヴェーラ渋谷でやっている若松孝二レトロスペクティブにて、「秘花」(1971)と「日本暴行暗黒史 怨獣」(1970)をみてきた。