漁書日誌 3.0

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デコちゃん本

高峰秀子「私のインタビュー」(中央公論社)昭和33年1月25日発行。

真っ黒い本。著者自筆の題字が銀。
何ともシンプルな装幀です。今日、ちょっと繁華街へでたついでにいつも覗いている古書店に立ち寄り購入。700円。

内容は、昭和32年に「婦人公論」でやった対談をまとめたもの。お相手は〈原爆乙女〉から〈ニコヨンさん〉まで様々。
本体表紙とか、本扉とかに入っている、まいまいつぶろのマークも著者の手になるもの。
エッセイ集「まいまいつぶろ」は、なかなかcuteな本でした。
是非ここで写真紹介したいけれども、いま、書棚のおくに紛れてしまって出てきません。橘弘一郎(谷崎書誌の編纂者)がやっていた映画世界社(世界映画社だったかも?)から出た本で、絞りの手ぬぐいのような表装に、同じく、まいまいつぶろが染め抜いてあるのです。
著者のイラストも多くって、なかなかよい本でした。

そういえば一寸前に、CSで「秀子の車掌さん」やっていたので録画して見たなあ。でもやはりこれといったら「浮雲」とかなのか。

タレント、というか、俳優の書いた本で欲しいのは、若尾ちゃんの本。なんというタイトルだったか、ピンク色の表紙の本で、確か1冊出ているのだが、これこそまず見かけない。
野添ひとみの「浩さん、頑張って」なら持っているのだが。ミーハーなので、サインもあると嬉しいだろうなあ。こういう女優ものは。