漁書日誌 3.0

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2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

買った本、いただいた本

いただいた本。もうかなり前にいただいていたにもかかわらず、ここでの紹介が遅くなってしまったもの。 反戦後論作者: 浜崎洋介出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/05/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る浜崎洋介「反戦後論」(文藝春…

窓展五反田ダブル

久々の窓展である。近頃古書展に行けてなかったというのもあって、寝不足でドロドロながらも朝イチに列ぼうとぐったりしながらも神保町へ向かう。途中、地下鉄が客の線路立ち入りにより遅延などということがあって、結局、古書会館に着いたのは9時55分頃。も…

梅雨前の古書

この一ヶ月ばかりの間、古書展はタイミング悪く行けないこともあれば、チラと覗いて文庫1冊のみとか、そういう日々が続いて、なおかつ、あれこれと浮世の仕事でバタバタしていたりということで古書展漁りは開店休業状態のようなものであった。 とはいえ、そ…

レクラムのラオコーン

谷崎潤一郎の小説「金色の死」(大正3年)は、主人公の「私」が、莫大な遺産を相続した同級生の「岡村」が箱根の山奥に芸術の桃源郷を建設し自分自身を芸術品として元々美形なのを化粧をして体を鍛えた挙げ句に全身金箔を塗布して生きた菩薩となって踊り狂い…