漁書日誌 3.0

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フリーダム展+α

国会図書館で作業してから神保町の古書会館へ。本日は昨日からやっているフリーダム展最終日。これの目録来なかったのだが、フリーダム展は目録発行しているのだろうか。閉場15分前くらいに会場到着し、ザッと見て終了。その後扶桑書房で一冊購入。下記の写真は会場、扶桑、ネットなどでの収穫。

進藤純孝「文壇私記」(集英社)400円
中島和夫「文学者のきのうきょう」(武蔵野書房)400円
泉鏡花「七宝の柱」(新潮社:感想小品叢書)大正13年3月12日初版背痛1200円
黒岩松次郎「宿命の壁」(五月書房)昭和33年11月10日初版凾帯美2100円
うえふたつの編集者回想本が今回の会場で購入したもの。鏡花のこれは扶桑。中に関東大震災後の記述があるため読みたくなった。それから最後の黒岩松次郎だが、これはネット。黒岩松次郎とは団鬼六のことで、文春地下の文春クラブに出入りしていたこともあって「宿命の壁」という短編集で単行本デビュー、その後、映画化されたエンタメ長編「大穴」が売れまくったそうだ。前に団の自伝を読んで、へえその短編集は読んでみたいなあと思っていたのである。帯文は火野葦平梅崎春生、浜本浩が書いていて、確か将棋仲間ではなかったか。「大穴」は映画も見たし新たに再刊されているのだが、こちらはそういうわけでももなく、どんな感じの作風なのか楽しみではある。ちなみに、「宿命の壁」「大穴」共に五月書房刊行だが、共に別出版社の後版があるようだ。そういえば、フリーダム展の会場、棚に古書ではなくて非常時用リュックをズラッと売っているところがあった。ご時世だな、とは思うが、場違い感に笑う。
しかし国会図書館の17時閉館営業はいつまで続くのか…。

Why Photography Matters as Art as Never Before

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新潮45 2011年 05月号 [雑誌]

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新潮45は、また原節子出演お宝映画DVD付録。