漁書日誌 3.0

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「小村雪岱とその時代」展ほか

2月14日まで埼玉県立近代美術館で開催中の「小村雪岱とその時代」展に赴いた。

そのうちそのうちと思っていて、なんとなく今日はあいていたからというのもある。だが本当は、どうもそろそろ図録の在庫が心配になったからというのが大きい。金曜日神保町で知人に聞いたところ、会場ではお一人様二部までと制限があったという。つまりそれまでは一人何部だろうと売っていたわけだ。そして今日は、雪岱に関する講演会が会場で開かれている。美術館のホームページを見ると、図録は増刷も検討中で、サイトからの通販は会期終了後以降受付けると書いてある。直接電話して問い合わせてみると、在庫僅少であり、現時点で、在庫は今日一日持つかどうか、という返答であった。これが重い腰をあげさせた要因とは、己ながらに情けない話である。
さて、京浜東北線北浦和駅というかつて一度も下車したことのない駅を降りて、駅前をそのまま直進するとすぐに公園にぶつかる。この公園の中に美術館はある。入場してすぐ、ショップへ行き、とにもかくにも図録を購入。2300円。お一人様一部のみ、という制限がかかっていた。で、その後二階にある展示場へ。主に本は鏡花文学館からのもの。本は古書店などで見かけるものがあちこちに。ほか、肉筆を入れた着物やら肉筆絵、道具帳なんか見応えがあった。

帰り際、入口近くのショップに再度立ち寄り、雪岱デザインの雪兎柄ハンケチや絵葉書など購入。ちょうど、満員御礼だった講演会が終わって、図録購入の列が出来ていたのだが、在庫は既に足りず「あと五名様」とかいっていた。たぶん今日で図録在庫はゼロである。新日曜美術館でも触れたようだし、大いに賑わっただろうから当然だろう。(だがおそらく、一人で何部もごっそりと買って・・・という手合いもいたのだろう、でなければ購入制限など設けることもないのだから。考え過ぎか。)とはいえ、増刷決定との由、妙なプレミアがつくこともあるまい。
そして帰途。
帰り際に、地元の繁華街にある、いつも覗く古書店に立ち寄って、以下のものを購入。

レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ『性に目ざめる頃』(三笠文庫)初版150円
永井均ウィトゲンシュタイン入門』(ちくま新書)250円
シュライエルマッハー『宗教論』(筑摩叢書)700円
ちょうどシュライエルマッハーの「宗教論」は探索中だったので嬉しい。岩波文庫版もあるが、これは91年の改訳版なのである。この版が欲しかった。ドイツ浪漫派関係で。レチフ・ド・ラ・ブルトンヌのこの文庫は、大分前にかなり高く買ったことがあり所持しているが、今回この値段が悔しくて買ってしまった。