漁書日誌 3.0

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芸能資料として・・・

ちょっと所用で池袋に出て、通りすがりに覗いた古書店。閉店間際で、ゆっくり見られる時間もなく、サーッとチェックしただけだったが、何気なくポンと放り出しているようにおいてあった本のタイトルが目に入った。
「洋子へ 長門裕之愛の落書集」(データハウス)1985年11月11日第3刷、100円
おお、これは、と、購入。

思わず買ってしまった。で、さきほど読了。この本については、よく映画話をダベリングする友人から十年以上前から聞かされていたのである。その友人は大学の同級生だが、80年代のTV、芸能界についてのノスタルジーがかった駄弁を労していると、きまってこの話を持ち出したものだ。我々が小学生の頃、長門裕之がこの本を出版してスキャンダルになり、緊急記者会見をひらき、こんなもの、といって自著を放り投げて、これ弁解に努めた、という。万博の頃の話だ。残念ながらワタクシはそれを見ていないのだが、へえ、と聞いていた。かつてその本を友人の母が購入し、自分も読んだがこれまたスゴイものであった(今はなくしてしまったのだという)、というので、その時以来、まあ古書展で100円くらいでころがっていたら買ってもいいかな、などと思っていたのだが・・・。
しかし、これが全くみかけない。その後、何かのトンデモ本を紹介する記事でこれが紹介されているのを読んだことがあったが、実物は全くみかけることはなかった。で、その後、十二年くらい経過したであろうか。全く偶然、今日、たまたま入った古書店にて100円で見つけたのだ。帯付き。惜しいかな初版ではなかったが、初版は11月1日発行で十日後には3刷ってことは結構売れた話題の書だったのだろう。まあ、中身は、今までの浮気自慢と芸能界の悪口、松田聖子大嫌い、大橋巨泉は金の亡者、とか、放言大爆発というもの。
まあ、マキノ家関係資料、ということで、書架に保存することとする。今度あの友人に見せてやろう。