漁書日誌 3.0

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水の底

先日、金沢の出版社龜鳴屋に注文した伊藤人誉「続人誉幻談 水の底」が届いた。

514部限定記番。2008年1月31日発行。税込2980円。
今回は、前回出た「人誉幻談 幻の猫」(514部限定記番。2004年4月30日発行)と違って上製本となっている。独特の細長い判型は同じではあるが。真っ白な表紙なので、これもすぐにパラフィンをかけないと汚れてしまいそうだ。下の写真は「幻の猫」と、同じ著者の「登山者」(小壷天書房、昭和33年1月30日発行)。

ここの出版物では、他に倉田啓明「稚児殺し」というのも買った。が、その前に限定500部で出た「藤澤清造貧困小説集」はグズグズしていたら品切れになってしまった。その後、ちょくちょく探してみるのだが、なかなか見つからない。ちょっと読んでみたいワタクシのような読者には、ちょうどよかったのだが……かといって例えば著作集のようなものが出てもそこまで、というのもあるし、講談社文芸文庫あたりでちょろりと出してくれないかしら。