漁書日誌 3.0

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テレビと古書と

本日は五反田遊古会と和洋会古書展、どちらにも赴こうと思っていた。が、なんやかやで結局神保町出でるのは諦め、五反田に向かう。本日は土曜であって閉場は17時なのである。

五反田、検温してから入場。まずはガレージ。細かく見て行けばなかなか面白そうな雑多具合であったが、ゆっくり見ている暇もなく。「ユリイカ」のちょっと古いところが1冊200円であれこれとあって、めぼしいところを買っていくかと思ったけれども、荷物になるしというので諦め。2階の会場へ。会場もなかなか面白そうで、初日の昨日なんかはもっとあったのではないか、時間があれば週刊誌などいちいちめくっていたのになあと思ったことであった。

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中井愛訳「ドラクロアの日記」(石原求龍堂昭和17年12月5日初版美200円

中井英夫「薔薇幻視」(平凡社カラー新書)カバ200円

中井英夫「香りへの旅」(平凡社カラー新書)カバ200円

「短歌」(昭和36年2月号)500円

週刊新潮」創刊号500円

ドラクロア」は三島由紀夫関連で。実は10年くらい前に2000円で買って所持しているのだが、ピンピンに綺麗で200円というのを見つけてしまい買ってしまった。この表紙なのでずっとカバー欠かと思っていたが、元セロファンが袖に一部貼付されついていたので、もしかしたら外装無しのこのままで完本かと思ったことであった。それから「短歌」は寺山修司塚本邦雄らの座談会を読みたくて購入。その割にはちょっと高かった。しかしまあ「週刊新潮」創刊号は嬉しい収穫、安い。

そしてこちらは、先日来た扶桑目録速報で注文したもの。

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木重信「楽園の外で」(新潮社)大正8年12月5日初版凾欠2500円

吉屋信子「屋根裏の二処女」(洛陽堂)大正9年2月6日再版凾欠2500円

特に「楽園の外」は探求書であったので嬉しい。戦後に出た舟木重信遺稿集も注文したのだがこちらは売り切れであった。また植竹書院の「花袋全集」1巻も凾付で出ていて逡巡した。目録に掲載されているのは初めて見た。まず見かけないものである。吉屋のは既に所持しているが、もしかして装幀画変わっているかといってみたのである。

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ETV特集転生する三島由紀夫」28日23時〜/12月3日0時〜(再)

この番組に出演しています。冒頭、日生劇場へ行った時のと、中頃に渋谷のNHKで撮影したのと2回出て来ます。お時間のある方はご笑覧下さい。