五反田遊古会古書展、2日目。しかも会場に到着したのは閉場15分前である。本当は和洋会もあったが、まあそちらは諦めた。南部古書会館も、今年に入ってからは初か。1階のガレージ部は時間がないので見ずにそのまま2階の会場へ。月の輪さんから、先日の三島について声をかけられる。面はゆい、というか、悪いことはできないなあというところか。
で、ザーッと一周して15分、もっとゆっくり見ていればそれなりにあったかもしれないのだが、結局2冊のみ。
樺光子編「友へ樺美智子の手紙」(三一新書)昭和44年7月31日初版カバ200円
安西徹雄「この世界という巨きな舞台」(ちくまライブラリ)初カバ300円
後者はシェイクスピア論で、ちくま文庫にもなっていない。ずっと前から安く転がっていたら買おうと思っていたもの。樺美智子は60年代資料ということで。
古書会館を後にしてから、そのまま都営浅草線、都営三田線と乗り継いで神保町へ。扶桑書房へ行ってから、これまた久々に古書モールなどを覗く。かんたんむのあの戦前の古書がズラリと並んでいたところ、入れ替わっていた。モールも変わる。ここでまた2冊。
国民講座・日本人の再建1「現代日本人の思想」(原書房)昭和43年7月20日初版カバ帯1000円
ウインダム・ルイス「悪魔主義」(金星堂)昭和8年2月20日背痛100円
「現代日本人の思想」は既に持っているが、帯付きではなかったので購入。これほぼ丸々一冊座談会なのだが、三島が参加している。これ、実はけっこう面白い発言しているのだがあまり言及されることがない本。「悪魔主義」はボロボロだが、まあ書き込み用。
その他、ここ数日の間にオークションやらネット古書店に注文して届いたものが以下。
永田耕衣「陸沈條條」(永田書房)初凾帯1300円
日本文化会議編「日本は国家か」(読売新聞社)昭和44年9月30日初カバ帯800円
前者は、永田耕衣入門として読んでみようと思っていた本。自伝的な本から入るのがよいかなと。それから、後者はさきほどのと似たような本だが、こちらは収録座談の一つに三島が出ているため。