漁書日誌 3.0

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愛書会

愛書会古書展。初日、注文品はない。ちょっと時間があったので1時間くらいかけてじっくり見る。中公文庫がズラリとある棚が目立ったような。黒っぽい棚もあるのだが、今回はいまいちひっかかるものが少なく。

室生犀星「火の魚」(中央公論社昭和35年3月25日初版凾印315円
「変態心理」大正11年3月号500円
石崎浩一郎「光・運動・空間」(商店建築社)初凾1800円
会場ではうえから二冊を購入。「火の魚」は、一昨年だったかNHK地方局でTVドラマになってから急に相場が上がって今は三千円くらいするようで、ワタクシもそのドラマ見たというのもあって安く探していた。今回のは、扉に「大映京都 企画部蔵書」という蔵書印がある。映画化に備えて現代作家のものなどズラリとそれこそスゴイ量あったのだろうなあ、と想像する。

雑誌「変態心理」は参考に。5冊くらいあったのだが、適当に買ってみたもの。表紙の線の細い幻想的なイラストが、これまた変態的な心理と関連性ありそうな雰囲気が。
それから「光・運動・空間」は、ちょっと必要あって別にネット古書店に注文して買ったもの。装幀は杉浦康平。ガッチリした貼凾で背にスパンコール的なものがポツッとついている。いやしかし寒い日々が続く。

自然権と歴史 (ちくま学芸文庫)

自然権と歴史 (ちくま学芸文庫)