草迷宮と爐邊子随筆抄

このところ購入した新刊本。

平井功「爐邊子随筆抄」（盛林堂ミステリアス文庫）2500円
限定200部。ろぺすずいひつしょう、と読む。平井による随筆、訳詩の現在判明しているものは網羅したとのことだから詩業以外は（訳詩含め）ほぼまとまっているということだろう。年譜や解説も行き届いており、ワタクシのような散文的人間には入門として手頃である。
そしてお次は今日届いたもの。


泉鏡花「草迷宮」（エディシオン・トレヴィル）山本タカト画、特装版、カバー凾4860円
カバーに貼凾、小口は三方黄緑染。限定500部。特装ということで、凾、三方染、栞が6本、製本も上製かがり丸背、そのほかにポストカードと匂い袋がついている。写真では少し青っぽく写ってるが紫に金箔捺。デコ調でチラッと『沈鐘』っぽい雰囲気の箔捺。普及版は単に上製とあったが、糸かがり製本ではないのだろうか。表紙もカラーであるのだがカバーとは全く異なる絵柄。背に金箔捺タイトルの入ったカバーの方が個人的にはこのみで、なんでこんな風にしちゃったんだろう、と、カバーなどつけずこれを表紙にすればよいのになあと思ったことである。

最近気になっている本。

ヌードと愛国 (講談社現代新書)

オリーブ少女ライフ

張り込み日記

反逆の神話:カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか

谷中安規 モダンとデカダン

イメージ人類学

言説の領界 (河出文庫)

柳花叢書 河童のお弟子 (ちくま文庫)

北園克衛全写真集

ドキュメンタリー映画史 (単行本)

「オリーブ少女ライフ（河出書房新社）は渋谷のPBCでサイン入りを購入した。