漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

師走の五反田遊古会

18時より神保町にて忘年会があったため、ゆっくり見ている余裕はなくザッとまわる。注文品は一点、写真集である。

深瀬昌久hysteric Twelve 深瀬昌久」(ヒステリックグラマー)カバ欠2500円
小田久郎「戦後詩壇私史」(新潮社)カバ帯500円
福永武彦中村真一郎丸谷才一「深夜の散歩」(ハヤカワライブラリ)初版カバ500円
野坂昭如風狂の思想」(中公文庫)カバ200円
永井龍男「一個 秋その他」(講談社文芸文庫)カバ200円
福間良明「『戦争体験』の戦後史」(中公新書)カバ帯200円
ヒスグラの深瀬はカバー欠だが、カバーといっても透明プラスチックのカバーだしあまり問題はないかといった。限定700部記番。「戦後詩壇私史」はよい本だと聞いていたので、今まで何度か手にとっていたが、今回はその最低額だったので購入。文庫は200円均一で講談社文芸文庫なんかもあって嬉しかったところである。黒っぽい棚もあって初日もっとじっくり見たらあれこれあったのかもしれない。それから、以下の本はオークションで落札したもの。

太宰治「晩年」(砂子屋書房昭和12年9月10日3版凾欠、背痛焼け3600円
これは嬉しかった。重版であろうが痛んでようが焼けてようが、腐っても鯛、何が何でも太宰「晩年」の元版である。この価格というのが嬉しい。
以下は新刊で買ったもの。初版は幾つか特定の書店でしか販売していなかったのだが、アマゾンで買えるようにいつの間にかなっていた。買ってみると、2版である。奥付によると、元々初版170部だったのが、2版100部となったらしい。それでも合計270部だから、ちょっと割高だが買っておいて良かったか。

崇高はいま (叢書crystal cage)

崇高はいま (叢書crystal cage)

  • 作者: バーネット・ニューマン,三松幸雄
  • 出版社/メーカー: 東京パブリッシングハウス
  • 発売日: 2012/10/21
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る