漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

和洋会+遊古会に行かず

本部会館では和洋会、南部会館では遊古会、いずれも二日目。ちなみに西武古書会館は初日。
昨日は新橋演舞場で三島歌舞伎「椿説弓張月」千秋楽を観劇。ということで、今日はダラダラしていて古書展には間に合わず。

モールで文庫、新書などを買った他、
ヴィガレロ「美人の歴史」(藤原書店)3300円
マンハイム保守主義的思考」(ちくま学芸文庫)1600円
最近のネット関連で入手した古書。ちくま学芸は、みないところは全く見ない。マンハイムのは元本があるのだが、これはそれを改訳したもので、数年前の復刊リクエストなどでも投票したものだ。定価の倍で文庫なんて今まで買ったことがないが、ちょっと必要だったので仕方あるまい。

それで今回の「椿説弓張月」。十年前に歌舞伎座でやったのと同様、テキストには適度な手が入り冗長な部分など削除、全体的に間引きされた形での台本であった(中公文庫版を片手に逐一確認しながら観劇)。ただし削ることによって消える場面などもあり(歌舞伎座台本とも違うようだ)、確か海上で出てくる武藤太は今回出てこず、竹串処刑の箇所のみ出てきたりした。しかしこの間引きによって、全体の構成が引き締まったというか、テンポが出たように思われ、全くだれないで全篇を観劇出来た。歌舞伎座版では怪魚が大ナマズのような感じだった記憶・印象だったが、今回のはまるで龍のしっぽがそのまま魚になっている半魚龍のようなつくりであった。染五郎も、そしてなにより七之助も好演、16時半開演の21時終演であったがあっと言う間のようであった。で、この写真のポスターだが、数を刷ってないのだろうか。特に販売してるとか掲示はなかったのだが、帰りに受付の人に聞いたら1枚3000円というので買ってきた。

不思議というには地味な話

不思議というには地味な話

日本人養成講座

日本人養成講座