漁書日誌 3.0

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リブロ池袋夏の古本まつり

神保町を経由してきて会場に着いたのは20時くらい。今回は目録注文品も無し。ザッとまわる。

麻生良方「恋と詩を求めて」(根っこ文庫太陽社)初版カバ525円
仲正昌樹松本清張の現実と虚構」(ビジネス社)200円
荒俣宏パラノイア創造史」(ちくま文庫)300円
田中英道「画家と自画像」(講談社学術文庫)450円
村上博美「幻想書誌学序説」(青弓社)840円
三島由紀夫仮面の告白」(河出書房)4版カバ帯欠600円
最後の「仮面の告白」だけ神保町のモール(それも半額棚)で購入したもの。麻生良方のこの本は戦時中文学青年だったころのことを描いているが三島なんかも出てきて、実は既に所持しているのだがあんまり見かけないので予備にと。
それから、以下は今日届いた本。

小島千加子「作家の風景」(毎日新聞社)初版カバ帯525円
江戸川乱歩リファレンスブック3「江戸川乱歩著書目録」(名張市立図書館)凾2100円
大手前大学比較文化研究叢書「一九二〇年代東アジアの文化交流」(思文閣出版
「作家の風景」はここしばらくあれこれ漁っていた編集者本のひとつ。乱歩の著書目録は、これでようよう三冊揃ったが、今は定価以下で普通に古書で出ているものなのね。一時期、これの1とかけっこうプレミアとかついていたような気がするが、やっぱりいつか研究論文とか書くような場合必須だろうし揃えて持っておきたい。それから、最後の「一九二〇年代東アジアの文化交流」は谷崎論が入っているもので献呈していただいたものです。感謝。
帰り、賢太×慎太郎対談掲載の「en-taxi」を買う。リトルプレス特集でもあるし。

en-taxi Vol.33 (Summer 2011) (ODAIBA MOOK)

en-taxi Vol.33 (Summer 2011) (ODAIBA MOOK)

以下、最近の新刊でチェックしたいもの。久生十蘭 「従軍日記」も講談社文庫で文庫化だという。
東京震災記 (河出文庫)

東京震災記 (河出文庫)

妖魅は戯る 文豪怪談傑作選・大正篇 (ちくま文庫)

妖魅は戯る 文豪怪談傑作選・大正篇 (ちくま文庫)

新版 装釘考 (平凡社ライブラリー741)

新版 装釘考 (平凡社ライブラリー741)

ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後 (新潮文庫)

ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後 (新潮文庫)