漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

下町展ほか

下町展初日である。
今日は朝早く家を出て、デパートのバーゲンなぞに行っていた。古書も買うがたまにはビシッとした服も買いたいものである。御茶ノ水駅前の初めて行くマンキツに仮眠に入る。その後会場へ。16時半ころか。棚にはけっこう黒っぽい本もあった。「後の浪子」(先日紹介したような第三者による不如帰の二次的著作)が三千円とか、もうちょっと詳しく見ていたらなにかあったかもしれないのだが、特に収穫もなく。

中河与一「探美の夜・完」(講談社)昭和34年12月10日初版カバ帯300円
袖井林二郎マッカーサーの二千日」(中公文庫)210円
「探美の夜」は既に持っている、前に、これは二分冊かと勘違いして買ってしまって、中途半端な感じでそのまま流れている感じであった。正編、続編と「完」とで三冊揃いなのである。で、「完」だけ都合良く落ちていないかなあ、と、諦めかけていたら、今回ポンと見つかった。
帰宅後、あれこれと届いてた。
文学座関西公演「熱帯樹」プログラム1000円
マルレーネ・デュマス「ブロークン・ホワイト」(淡交社)カバ帯1680円
フィリップ・アリエス「〈子供〉の誕生」(みすず書房)カバ1500円
アリエスのは写真に写ってないが、アップした翌日に届いた。ネットオークションで落札したもの。その説には疑義も出ているが取り敢えず。デュマスの、これは一昨年だったかやった展覧会の図録でもある書籍なのだが、これには三島をモチーフにした作品が入っている。デュマス自体、かなりインパクトあるその作品を最初に見たときから印象深かったが、それで三島のセバスチァン像を描いているものだから驚いた。