漁書日誌 3.0

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本日の本

昨日届いた本。

安部公房・荒野の人 (Seishido brochure)

安部公房・荒野の人 (Seishido brochure)

著者より献呈していただいた。感謝。初の評伝との由。早速読み、読了。実はあまりよく知らなかったのだが、平易にしかもポイントを押さえつつ全生涯が見渡せ、知らずにいて意外な一面なども今回知ったりして、面白く読んだ。特に共産党との関係、安部公房スタジオの成り立ちなど興味深く。
本日は、渋谷のBunkamuraギャラリーにて、山本六三展最終日に駆け込む。画集で見知った作品の生はやはり違うし、今回初めて目にした作品も少なくなかった。でもやはり一等気になってしまったのは、Gケースに展示されていた、コーベブックス刊のバルベー・ドールヴィイーの「レア」の特装本、限定20部。これは初めて見た。ゴテゴテっとした豪華本ではなくって、こういう小ぶりの瀟洒な特装ってよいなあ、と思っていた。以前田村書店で「罰せられざる悪徳・読書」の特装を手に取ったことはったのだが、やはりこれいいなあ。シュオブの「モネルの書」の特装とかって結局未刊なのかしらん。
今日買った本。
吉屋信子集 生霊―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

吉屋信子集 生霊―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

山本六三展の帰りに、そのまま半蔵門線で神保町に出て、古書モールにて購入。帯ないけど650円。それと、今度は新刊書で、東京堂にて、これを。
谷崎潤一郎―境界を超えて

谷崎潤一郎―境界を超えて

高いけれど仕方がない。「金色の死」に関する論考があったので興味津々で、古書で探そうかなと躊躇したが、気が付くとレジに立っていた。まあ仕方なし。
三島由紀夫論―命の形

三島由紀夫論―命の形

これは日本特価書籍にて、ゾッキで750円。ちょっと今必要だったので。まだ持ってなかったし。