漁書日誌 3.0

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西部展

高円寺、西部展。花粉飛びまくりの晴れた土曜日の午後。

注文品はない。閉館の18時まで一時間かかって会場内を漁る。とはいえかんばしい収穫はなし。

白洲正子世阿弥』(講談社文芸文庫)420円
色川大吉「自由民権」(岩波新書)180円
井出孫六秩父困民党」(講談社現代新書)100円
「古老がつづる台東区の明治・大正・昭和1」(台東区教育委員会)300円
一番最後のも、実は前に買って持っていたような気がするのだが。なんとも、である。そしてこれ。

池上遼一「近代日本文学名作選」(小学館)315円
宮西計三「頭上に花をいただく物語」(フロッグ)525円
コミックである。しかし、前者は知らなかった。劇画というような感じだが、読んでみるとなるほどこれは読み応えあり面白い。あとがきを読むと、この他に谷崎の「刺青」も執筆しているそうで一番のお気に入りなのだそうだが、それがこの単行本には入っていない……なにか権利上の問題があるのだろうか。雑誌はよいけど単行本はダメとか。
その後、いつものような高架下の古書店をみてまわりながら阿佐ヶ谷へ行き、阿佐ヶ谷の古書店にてジェイムズ・モナコ「映画の教科書」(フィルムアート社)1200円を購入。前から1500円以下で探していたのだ。