漁書日誌 3.0

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久々の新宿展

久々に新宿展へ行ってきた。
日月火という日程なのである。神保町の本部会館へ移ってきてから、実は数回しかいっておらず、しかも一年ぶりくらいなのであった。日曜日はどうも動けず、かといって月火曜は仕事だし。
で、本日閉場三十分前、お客はワタクシ含めて三人くらい。でも、新宿展は学術系の本などを安く買うにはよいのである。クラインの「東京」裸本が50000円で出ていたが、いいなあという目つきで通り過ぎるのみ。ザーッと見て行くも、おおこれはと思うような本、以前古書店で1800円だのといった値段で買った古書が500円とかで出ているのは、妙に悔しい。
そんななかで、イルメラ・日地谷・キルシュネライト「私小説」(平凡社)カバ帯1500円というのを見つける。これ、先日ネット古書店で3800円で買ったばかりではないの。品切れだし、何故か10000円だなんて値段を付けている店もある本だ。中身は、赤鉛筆で線引きがあったが、それがすごく薄い、力を抜いた書き込みで、これならまっさらな自分用を売って、こちらを自分用にすれば……などとよからぬことを一瞬考えるも、結局棚に戻した。

で、こんなものを購入。後者は目録注文品。定価が高いし古書で安くと思っていたものだが、新品同様のものを安く買えてよかった。
須永朝彦「泰西少年愛読本」(新書館)初版カバ帯500円
ルイス・ブニュエル著作集成」(思潮社)凾カバ帯2000円