漁書日誌 3.0

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雨の五反田

五反田散歩展。初日。注文品はない。雨の中、傘もささずに国会図書館から駆けつける。汗と雨に濡れて酷いものだ。五反田駅には17時50分に到着。そこからダッシュ気味に、古書会館へ向かう。会場到着して時計を見ると17時55分だった。
ザーッと見る。空調は効いているのに、走ってきたので汗が出る。時間もないのでろくろく見られない。来た意味すらないのではないか。
でまあ、買ったもの。

谷崎潤一郎春琴抄」(創元社昭和8年12月10日発行。帙欠、背痛、1000円
夏目房之介漱石の孫」(新潮文庫)200円
鈴木杜幾子「フランス絵画の『近代』」講談社選書メチエ、300円
以上。ここまでして、買ったのはこれら。ちょっと微妙。だがまあ、「春琴抄」、背痛ではあるがこれが1000円というのはみっけものかなあと思う。これで少しは救われたか。文庫は単に読み物として。選書メチエは、値段の安さ。この選書で300円というのは見たことがない。こりゃあライン引きまくりかなと思いきやそんなこともなく、まあタイトルのものだったらいいかなと買ってみたのだが、しかしまあチラと呼んでみるとふぇみ系でぶったぎるタイプなのか…それだったらいらなかったが。
帰途の電車の中で、持参した廣済堂文庫版「俺 勝新太郎」を読む。誤植が多い。入力車、とか、わざわぎ、とか、大文夫、とか、皿が血になってたり……まあ、見逃しそうな箇所ではある。