ばたばたしていてこちらのブログを記す暇もなかった、というか、記そうという余裕がなくそのままになっていました。
こちらは三島由紀夫文学館で開催された三島由紀夫没後50年記念フォーラムの宮本亜門氏の公演。コロナ対策で会場は限定数のみで、申込者にはzoomで生中継というスタイルでした。わたくしはスタッフとして参加。
『男の死』の写真集が出て、秋になり三島関連書もどんどん出版されているような状況。まずは早々にお送り頂いた西法太郎「三島由紀夫事件50年目の証言」(新潮社)、宇神幸男「三島由紀夫vs音楽」(現代書館)、浜崎洋介「三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか」(NHKブックス)、そして佐藤秀明『三島由紀夫』(岩波新書)、井上隆史『暴流の人三島由紀夫』(平凡社)。感謝です。新事実や意外な点を追求するもの、三島の本質をギュッとコンパクトにまとめたもの、それから「暴流の人」などは今後のスタンダードとなるべき新しい三島評伝等々。
いつも雑誌「三島由紀夫研究」に惜しげもなく秘蔵資料を用いた論考を寄稿してらっしゃる犬塚さんによる待望の公刊書。徹底した実証主義で、おそらく当事者達よりも正確無比な記述と秘蔵資料満載の本。署名入りで頂戴しました。感謝です。
新潮文庫も新しいのが出たり、新版になったり、ちくま文庫「三島由紀夫レター教室」が限定帯出したり、ほかにも三島関連書、三島特集雑誌があれこれ出るようです。