漁書日誌 3.0

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夏・文庫など


今日出海「私の人物案内」(中公文庫)250円
葛西善蔵「椎の若葉・湖畔の手記」(旺文社文庫)300円
小松左京「やぶれかぶれ青春記」(旺文社文庫)200円
今村昌平企画)「村岡伊平治自伝」(講談社文庫)260円
宗谷真爾「わがイマージュ狂詩曲」(日本きゃらばん文庫)500円
チラリと地元繁華街へ出たので、ついでにいつも覗く古書店に立ち寄って購入した本。まあ暑い日が続くが、それでも夕方は屋内よりも却って屋外が涼しく、今日などもすぐにでも夕立の来そうな気候であったが、かすかに風もあって過ごしやすいといえば過ごしやすい。
でまあ、どれも興味があって購入したわけだが、特に「村岡伊平治自伝」はその人物自体は映画や舞台になっているから知っていたものの、こうして自伝が文庫化されているとは知らなかった。これは今平が東映で村岡モデルで映画化(「女衒」1987)した時に出たもので、だから今平企画とある。それから宗谷真爾のは、写真集というべきか。写真一枚に詩のようなコメントが付くという形のコンパクトなものである。無論自分で撮影した写真で、昭和29年にカメラを買ってから五年間くらいはカメラに熱中していたという。日劇MHで撮影したジプシー・ローズの写真などは、コンテストで受賞したものともいう。宗谷真爾にこういう本があるのは知らなかった。
そして以下は先日駅前の新刊書店で購入したもの。結局文庫化など待っていられずに買ってしまった西村賢太の小説集。

人もいない春

人もいない春