漁書日誌 3.0

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モールで

国会図書館の帰り、半蔵門線で神保町へ向かう。といっても、既に19時に近い。

今日のぐろりやには行けなかった。注文品もないし、行っても散財するだけか。
で、東京堂を覗く。署名本コーナーに行くと、車谷長吉の新刊が署名落款入りで並べてあった。

四国八十八ヶ所感情巡礼

四国八十八ヶ所感情巡礼

まあ、あとでチラチラと読んでみたら、語られている内容はいつものごとく。いまから数年前は結構面白いと単行本を買い集めたものだが、もうここまで似たようなものだとちょっと・・・飽きる。事実もう買うのやーめた、と今回も買わないようにしようと思ったが、やはり買ってしまった。
人間・この劇的なるもの (新潮文庫)

人間・この劇的なるもの (新潮文庫)

そしてこれも購入。実は既に購入していて半分くらい読んだところで、ちょっとよく知っている子にこの本がよいと勧めて、その時持っていた本書をそのままあげてしまったのであった。ということで買い直し。
それと、昨日買い忘れた講談社選書メチエの「性の文化史1」だが、ちょっと立ち読みしてみて、まあ今回はスルーしようと決めた。で、署名コーナーに、昨日買ってしまった「ボン書店の幻」が署名落款入で積んであった……一日我慢してこちらで買っていればナア。だがまあ別にここで買い直すほどボン書店に興味があるわけでもないし。あと四冊くらいありましたよ。

その後、三省堂の裏にある喫煙所で一服してから、モールへ。
モールでは、ちょっと必要あって探していた文庫がドンピシャにあった。佐藤忠男「定本 小津安二郎の芸術」(朝日文庫)650円、ドナルド・リチー黒澤明の映画」(教養文庫)1000円である。後者はちょっと高いなあ、オクでもうちょい安く出ていたのにと思ったが、仕方ない急ぎで入り用なのだ。まあ両者のスタンダードな入門的研究書が欲しかったのだ。ホントはこれに加えて溝口健二のも欲しいが、そういうのあるかねえ。中公新書新藤兼人が確か溝口の本を出していて、それは持っている筈。
で、それらとついでに、濡木痴夢男「『奇譚クラブ』とその周辺」(河出文庫)450円を購入。全部で2100円だが、100円のモール金券を持っていたので2000円で購入。20時20分頃、もう閉めますよお客さんと呼びかけられ外へ。
そういえば、松坂屋静岡店での「しずおか古本市」の目録が届いていた。幾つか安めのものがあったので注文する予定。