漁書日誌 3.0

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クリスマスの古書

クリスマスの古書といっても、たまたま注文していた古書がクリスマスの当日に届いたという話である。学校仕事は一段落したが、原稿仕事が終わらない。終わらないというよりも仕事納めまでには是非入稿しなければと年末気分もクリスマス気分もない。

で、先日ちょっと都内に出た時に神保町に立ちより買った古書と、今日滞納していた税金を納めに役所に行った帰るさ、チラと覗いた古本屋で買った本。

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牧野英二「崇高の哲学」(法政大学出版局)カバ帯1350円

ハイネ「北海・観想」(春陽堂世界名作文庫)昭和7年11月12日初150円

荒川秀俊「戦争と気象」(岩波新書昭和19年1月8日初200円

崇高のは、たまたま覗いた澤口書店が年末で1割引セールをしていたので購入。

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竹内敏雄「アリストテレスの芸術理論」(弘文堂)昭和44年2月10日初凾3000円

阿部秀悦「青猫書房目録[愛書閑話・抄]」限定200部記番4400円

クリスマス当日に届いたのがこの2本。アリストテレスのはお勉強用だが、類書が少ない。こんなの凾欠でいいから安く欲しかったが仕方ない。

それから、もうひとつは、最近ツイッターでちらほら見かけ、どこで売っているのだろうかと思っていたら、なんのことはない日本の古本屋に登録してあったので注文して購入。青猫書房目録の例のアレである。私は青猫書房とはご縁がなかったが、目録のコピーを入手して、かねてから「愛書閑話」は一部読んでいた。どこまで本当の話かはしらないが、なかなかえげつないことも書いてある。ただ折角こうして刊行したのに、誰が編集して誰が刊行したのかは未記載で、発行日と思われる日付と限定番号が記載されているのみというのは瑕瑾であろう。