漁書日誌 3.0

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約3ヶ月ぶりの古書展

新興古書展があけるかも、という。もしそうなら、4月6日に高円寺の古書展にいって以来である。高円寺でさえ、入口での検温と消毒液があった。今回は、ということで、午後、江東区の文化セミナーで「没後50年三島由紀夫・短編小説の魅力に迫る」第1回の講師を務めてから、神保町に向かう。

無事開催している。

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本部古書会館は、会場が地下でもあり、換気の点などで難しいだろうなあと思っていたが、思ったよりも速い開場となった。入口では、三脚にセットされた検温器、それからカメラで写してサーモグラフのようなモニタが出るやつ、そして入場者は名前と電話番号を明記しなければならない。ここから罹患者が出たら連絡が来て濃厚接触可能性ということになるのであろうか。

で、会場はというと。新興展なので、メインは和本。もちろん関係なく普通の本もあるのでザーッと見て行き、ちょっとお安めで雑訴「一寸」があったので数冊を購入。

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「一寸」11、15、21号、各500円

この雑誌、古書や装幀に興味がある人にはマストだろうけれども、国会図書館にも入っていない。おそらく意図的に入れてないのだろうかとも。趣味というより学問的なキチンとしたエッセイが掲載されている。たまに1冊800円くらいで出ることもあるけれど、それでは手が出ない。

関西でも古書展が開催されたようだが、これから東京もボチボチと古書展は開催されていくのだろうなと思われる。